冠動脈CT検査のページ
 医療法人昭陽会 和歌山南放射線科クリニック
 
 心臓カテーテル検査から冠動脈CT検査の時代へ―
X線CT技術の進歩は春秋に富み、特に近年のマルチスライスCTの多列化は、これまで不可能とされてきたCTにおける心臓領域の検査を可能にしました。
心臓カテーテル検査でしか観察できなかった冠動脈をCT検査で行えることは、循環器科の先生方だけでなく、患者様からも多くの注目を集めています。心虚血疾患の第一次検査として、今後のCT検査における必須項目となっております。
当センターは心臓検査対応の40チャンネル以上のCTとしては和歌山県下で最も早く導入し、和歌山県立医科大学循環器内科および財団法人和歌山健康センターのご協力のもと、平成17年11月開業以来半年間ですでに220例以上の実績を挙げております。
 
冠動脈疾患について     
冠動脈は心臓を栄養している血管であり、これが詰まって狭くなりますと心筋への血流が不十分となり、「狭心症」や「心筋梗塞」などを引き起こします。
「狭心症」は心筋がまだ壊死に陥っていない段階で、胸痛や胸部圧迫などの症状があります。 心筋梗塞は心筋が壊死に陥り、胸が締め付けられるような痛みや重苦しさを感じることが多く、重篤な場合は死に至ることがあります。
冠動脈が詰まる原因は主に動脈硬化で、これは老化により血管壁の弾力が弱まってくることが原因である場合もありますが、多くは血管内膜に血液中のコレステロールが蓄積されることにより、脂肪性の沈着物が生じる結果、冠動脈の狭窄を引き起こすことが原因となっています。
心臓CT検査の利点
冠動脈全体の確認 冠動脈の狭窄の程度、石灰化やソフトプラーク、血流の有無や側副血行路の確認等、冠動脈全体の確認が可能です
治療後フォローアップ 術後の評価・確認が、術後すぐにでも行うことができます。
患者様負担が軽減≫  心臓カテーテル検査に対する患者様の不安・恐怖心は大変大きなものがあります。また、入院による時間的拘束・経済的負担も大きなものです。 CTでは外来で、短時間に、低コストで、非侵襲的に検査が可能(撮影時はわずか12秒の息止めで終了)ですので患者様からも大変喜ばれております。
CT画像で何らかの所見がみられた場合には心臓カテーテル検査に移行する可能性がありますが、その場合でも納得してカテーテル検査をお受けいただくことができ、インフォームドコンセントの観点からも望ましいと思われます。
心臓ドック
心筋梗塞や狭心症などの冠動脈疾患は、加齢・喫煙・高血圧、糖尿病、血清脂質異常(高コレステロール、高LDLコレステロール、低HDLコレステロール)などの要因を持っている人に起こりがちです。 また、現代のストレス社会の中で生活していることも引き金となることが多いものです。 通常何らかの症状が出てこないとなかなか病院に行くことも難しいものですが、ひとたび深刻な症状が出たら生命の危険にさらされますので、これらの要因に心当たりのある方は一度心臓ドックを受けられることをお勧めいたします。 検査時間は受付からお帰りまで30分程度で終了いたします。
CT検査には造影剤を用います。造影剤による副作用が若干発現する場合があり、アレルギーの心配がある方はMRIでの検査をお勧めいたします。

MRIによる心臓検査は6月下旬よりスタートいたしました